オートマチックラムサウンディング試験は、動的コーン貫入試験の一つです。貫入先端は先端角度90°直径45mmの鉄製円錐、貫入鉄棒は直径32mm1本の長さ1m、ハンマー重量63.5kg、ハンマーの落下高さ50cmといった仕様です。
試験方法は自動的に落下を繰り返すハンマーにより、貫入鉄棒を20cm打ち込むのに要する打撃回数を記録するものです。また、鉄棒とその周囲の地盤とに生じる摩擦力を計り、それを打撃回数から差引いて補正します。
ボーリング孔を必要としないため、各種設計に必要なNd値(≒N値)を迅速かつ経済的に求めることができます。
標準貫入試験のN値とほぼ同等のNd値が得られます。20cm毎に記録が得られるので、詳細な地盤情報が得られます。貫入能力が高く、通常20~30mの貫入が可能です。N値50の砂層を2~3m貫入可能。玉石や密な礫層貫入不可能。
適 用
予備地盤調査、構造物基礎地盤調査、地盤改良効果測定、土木施工管理、ボーリング調査の補足調査、砂の液状化判定に関する調査、杭の打設深度調査、その他地盤調査全般
標準貫入試験で、重量63.5kgのハンマーを76cmの高さから自由落下させて、標準貫入試験用サンプラーを30cm打ち込むのに要する打撃回数。N値が大きくなるほど地層は硬い。
N値とほぼ 同じ値として評価され、Nd≒Nの関係がある。
外観寸法 |
仕 様
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