既存の種々の資料を用いて、調査地の地盤について予め詳細に調べます。
調査員は、これら資料をもとに現場へ出向く前に、すでに調査地の地盤の構成や状況についてイメージを固めています。
弊社では地盤情報をデジタル化したデータベースを構築することにより、机上調査の正確化、迅速化を図っています。
ペーパーロケーションに使用する資料には、旧版地形図、現地形図、土地条件図、沿岸海域土地条件図があります。
弊社所在地(石川県金沢市玉鉾4丁目131番地)を、旧版地形図、現地形図、土地条件図で調べると、以下のように、土地の利用状況や地形分類が分かります。
●土地の利用状況:水田
● 土地の利用状況:住宅地
● 地形分類:氾濫平野
【 参考資料 】 沿岸海域土地条件図 |
国土地理院の主題図の一つで、防災対策や土地利用・土地保全・地域開発等の計画策定に必要な、地形分類(山地・丘陵,台地・段丘,低地,水部,人工地形など)について示したもの。
海底の音波探査などによる調査結果を分析し、浸食や堆積の状況、傾斜などの分類、水深、海底の性質、海底の沖積層の厚さなどを表示した地図で、沿岸海域と同じ地域がセットで作成されている。海底の地質や軟弱層の厚さ、海底地形の成り立ちがわかる。